
TTA SOUTH STARS: Mega Radiance. The Journey from Medical Practice to Precision Health
2025-11-18
Mega Radiance(巨明生醫)、2026 Hi-Po Star選抜でDeep Tech部門のファイナリストに選出 ― AI医療画像でデータの新たな価値を創出
2026-10-08Mega Radiance(巨明生医):3秒で筋肉の質を読み取り、CT画像を分かりやすい健康レポートへ
「病院の中にある無機質なデータを、誰もが理解できる形に変えていく」——Mega Radiance(巨明生医)のオペレーションマネージャー、呉翊鳳(ウー・イーフォン)氏は、同社の製品の狙いについてこう語る。国立成功大学発のAI医療画像スタートアップである同社の中核製品「CanWellBeing」は、腹部CT画像から対象の断面を自動的に特定し、筋肉と脂肪を領域分割(セグメンテーション)して体組成指標を算出する、AIによる体組成定量システムである。従来、放射線専門医が手作業で輪郭描出に20〜40分を費やしていたこの工程を、AI解析によりわずか3秒で完了。その結果は経験豊富な放射線専門医の評価と高い一致を示しており、さらに1万人を超える台湾人の基準データ(ノームデータ)を統合して比較参照できる点も特徴だ。
呉氏の説明によると、筋肉量が多いからといって必ずしも筋肉の質が良いとは限らないという。筋肉に脂肪が蓄積し、いわゆる「霜降り化(マイオステアトーシス)」が生じると代謝にも影響が及ぶが、従来の検査ではこうした「見かけ上は健康な人々」を見つけ出すことが難しかった。CanWellBeingは包括的な筋肉品質指標を提供し、専門家向けレポートに加えて一般向けの分かりやすいレポートも作成する。これにより、受診者は今後1〜5年における慢性疾患のリスクを把握できるとともに、食事や生活習慣の改善に向けた提案を受けることができる。
CanWellBeingのシステム一式は4時間以内に導入を完了でき、院内の既存ワークフローを大幅に変更する必要がないため、医療機関における導入障壁を大幅に低減している。すでに国立成功大学医学部附属病院での調達が完了しており、2026年に健診センターで稼働を開始する予定だ。さらに、同社は「オポチュニスティック・スクリーニング」と呼ばれる製品ラインも展開している。これは、過去に別の診断目的で撮影され、その後活用されていないCT画像を遡及的に解析し、代謝異常やサルコペニアなどの潜在リスクを抱える人々を能動的に拾い上げる取り組みである。
呉氏は、学術的な研究成果から市場導入に至る過程において、医療機器認証の取得が最大のハードルであると指摘する。TTA(台湾テックアリーナ)の支援により、分散していた認証取得や規制関連のリソースが集約され、各方面に個別に連絡・調整する手間やコストを削減できたほか、病院をはじめとする顧客とのマッチングも進んだ。台湾の医療の質は東南アジアで広く信頼されており、同社は同地域を海外展開の最初の市場と位置づけている。また、年内には米国FDAへの申請手続きを開始して国際的な評価・認知の獲得を目指すとともに、現地の法規制や院内運用フローに精通したパートナーを開拓し、台湾発の革新的な医療検査技術を海外市場へ展開することを目指している。
全文リンク: https://www.bnext.com.tw/article/92215/ITRI%EF%BC%BF2026.09




